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★ 野菜を育てる事から「生きる力」を、交流から「生きる知恵」を学ぶ!

食育形態 びしゃもんファームでの農業体験は、野菜を収穫するだけの体験ではありません。
植える→育てる→収穫する。一連の作業を体験できる農園です。親子で植えた野菜がすくすく育つ様子や雑草駆除との戦い、「良いこと」「しんどいこと」「楽しいこと」「悲しいこと」と色々な体験をすることで、収穫したときの喜びも大きく、きっと美味しい野菜が育ってくれるでしょう。

びしゃもんファームでは、農作業以上に地域の人々との交流や一緒に農作業をする仲間との交流を大切に考えています。ファームには色々な人が集まっています。大自然の中に新たな友達が貴方を待っているかも。

野菜の発育状況は常時ホームページで掲載します。また、農作業の日程や他のイベント日程も随時紹介していきます。


★ 広大な土地で色々な野菜を育成!

農園風景

京都市内から自動車で約40分。亀岡市千歳町毘沙門に私達の農園があります。まるで北海道の農場へ来たように広大な大地がつづき、周りにはお米がいっぱいの田園風景が広がっています。

超広角レンズのカメラでも全景が写らないほど大きな畑です。
耕地面積は約10アール(70m×15m)の広大な土地を借用し、夏野菜と冬野菜を10種類程度育成しています。
畑の目印は「トマト」の看板。
近くに50台は止められる駐車場も完備。簡易トイレも設置。


簡易地図

詳しい場所をお教えできなくてごめんなさい。
JR亀岡駅から自動車で10分程度の場所です。「亀岡市ふるさとバス」も走っていますので電車でも楽々行ける場所です。
但し、道路から農園に入る道はわかりにくいので注意してくださいね。

びしゃもんファームの近くには、知る人ぞ知る「カブトムシ」の生息地や今では珍しい「ゴリ」と言う魚がいる川がある。
「ゴリ取り名人」がいるので何時か一緒にゴリ取りに挑戦してみましょう。


農園のおじさん達

びしゃもんファームで農作業の指導やお手伝いをしてくださる「おじさん」達です。優しい人ばかりで、私達の難題にも親身になって相談にのっていただいた結果、今回のプロジェクトがスタートできました。とても感謝しています。
おじさん達は農業のプロフェッショナル。私達のわがままを聞きながらも実際の作業で不可能なことはちゃんと教えてくれる。
人生の先輩、農作業以外でもきっと色々なことを教えてくれるのだろう。時には私達が知っていることも教えてあげなくちゃ。
わからないことはドンドン質問しちゃおう。だって私達は農業の素人だもの。

農地提供・運営支援:亀岡市毘沙門営農組合
左から、
小泉正男さん、近藤正裕さん、渡辺敏延さん、鴨井秋夫さん。
そして、山本理江理事長。


★ 収穫するだけの農業体験ではものたりない!

共同農場

びしゃもんファームは、種まきや苗植えから間引き、時には雑草駆除など、野菜づくりのすべてを体験することができます。
野菜を育てる過程で、楽しいことや悲しい出来事、しんどい作業と色々なことに出会いますが、それを乗り越えて初めて元気に育った野菜を収穫し食べることができます。その過程を体験したお子様はきっと何かを得ると思います。そしてご両親も--。

野菜を育てるだけではなく、お爺ちゃんやお婆ちゃんと一緒に作業をしたり、他のお兄ちゃんや妹と遊んだり一緒に作業を行うことが「びしゃもんファーム」の楽しみでもあります。


★ 自然体験や料理教室も重要な食育!

調理実習

びしゃもんファームは野菜を育てる作業だけではありません。
時にはお母さんと一緒に包丁で野菜を切ったり、煮たりと料理を作ります。普段お手伝いできない子供たちも、ここでは一生懸命お手伝いできます。
今まで嫌いだった野菜も、ここでは美味しく食べてくれます。とれたての野菜をその場で食べているお子さんもいます。

イベントを運営するスタッフはいません。
農園に参加された一人ひとりが運営スタッフであり、お客さんなのです。私たちはその環境空間を提供しているだけです。
個人個人思うことも違うでしょう。行動も違うでしょう。ここびしゃもんファームで自らの力で「何か」を見つけてください。


★ 伝統遊びや竹細工教室もあるよ!

竹馬遊び

ここ毘沙門地域は「竹細工」が盛んな地域でした。
農園の近くにも竹林がたくさんあります。
おじさん達と一緒に竹細工で「竹馬」や「凧」を作って遊びます。

農作物の収穫が終わった広大な畑で、思う存分凧揚げを行い。駐車場周辺の広場で竹馬や竹とんぼで遊ぶ。
何もない自然環境の中で、子供たちは独自の遊びを見出します。
その自然環境から学ぶことはいっぱいあります。危ない事は注意しますが子供達の自主性を尊重し、自由に遊ばせましょう。


★ びしゃもんファームを始めるにあたり

中西啓文

2007年7月1日
NPO法人地域予防医学推進協会
びしゃもんファーム担当
副理事長 中西 啓文

私が幼少期をすごしたのは兵庫県川西市、今では大阪のベットタウンとしてたくさんの家が建っていますが、幼少期であった40数年前は畑や田んぼがいっぱいあり、色々な野菜が植わっていました。また、春には土手に「土筆(つくし)」、竹林に「筍(たけのこ)」、秋になると「松茸(まつたけ)」や「栗(くり)」と四季折々の自然な食物との出会いがいっぱいありました。と言いながらそのことを感じるようになったのは大人になってからで、その当時はこれらの食物には全然興味が無く「甲虫(カブトムシ)」や「魚」捕りに興じていました。
そんな環境で育った私ですら、野菜の世話をした経験は無く、田植えや稲刈りもしたことがありません。

小学校の頃我家にやってきた「カラーテレビ」、ソノシートで聴いていた音楽も中学生では「ラジカセ」に、高校時代は単車に乗って「ミスタードーナツ」でお茶タイム。大学になれば中古であるが「マイカー」を手に入れ彼女とデート。時には歩行者天国で「カップヌードル」と、私の成長と共にほしいものが自分の金銭感覚範囲で手に入るすごく便利な世の中になっていった。その後そのスピードは早くなり、「テレビゲーム」「パソコン」「携帯電話」と。

私は、人から教わらなくても「携帯電話」の便利なことを知っている。その一方、畑で育つ「キャベツ」の中に青虫がいることも知っている。魚がいそうな場所も網で捕るコツも知っている。食べられる茸(きのこ)と食べられない茸がわかる。それらはすべて「自らの体験」から学んだからこそ、今でも覚えているのです。

「子供達にそんな体験ができる環境を提供できないか」と企画したのが「びしゃもんファーム」です。
私が希望したのは、「北海道のような広大な台地とそこで暮らす優しい人」と「いつでも思い立ったら行ける距離」です。そして、亀岡市の毘沙門で私の希望が叶いました。
野菜を育てる過程で自然の中から「生きる力」を子供達に育んでいただきたい。でも、畑仕事はしんどい作業です。野菜の生長と共に、雑草との戦い、害虫の侵略、そして天候---、ほとんどの作業日程は他力で決まります。でも皆で力を合わせることで、美味しい野菜が育つのではないでしょうか。

私は野菜を育てたことが無いので人に教えることは出来ません。しかし私が幼い頃に体験した環境を子供達に提供することは出来たと確信しています。これから先はあなた自身が子供達へ体感する環境を提供するかしないかだけです。そして第二の故郷(ふるさと)を創るのもあなた自身です。私は将来生まれてくるであろう自分の孫にこの環境を提供したくて、ここ「びしゃもんファーム」でもう一度勉強させていただこうと思っています。

ここで懐かしい「カブトムシ」に出会うことが出来ました。「源氏蛍」にも出会いました。きっと「ミミズ」や「モグラ」にも出会うことでしょう。「蛇」も出てくるかも知れません。植物も動物も人間も一緒に暮らしているから出会うのです。そして「びしゃもんファーム」で多くの子供達に出会いたいと。


地域予防医学推進協会

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